風の行方

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<<   作成日時 : 2008/04/18 23:21   >>

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西表島へ飛ぶ。近年この島の北側の海岸に、冬から春にかけ、北風に乗って韓国や中国から大量のゴミが漂着する。多くはプラスチックや発泡スチロール。漁師や子供達を含む島の住民の手によって回収されているが、ゴミの発生先が無頓着では拾っても拾ってもきりが無く流れてくる。

加えて、これらの漂着ゴミが増えたことで、島に生息する夜行生物に異変が見られる。ヤドカリがプラスチックゴミを殻にしているのだ。容器のキャップに身を入れているが本物の空のように自分に合ったものではないから体全体を隠せない。敵に襲われやすくしているのだ。
そこでこの問題を解決する’希望の星’「ブレスターミニモ」と名づけられたプラスチックから石油を作り出す夢の機械が番組に登場する。
2台で行うもので---@破砕機で裁断A油化マシーンに投入し製油となる。

島民に頼んで、1か月分のプラスチックと発砲スチロールを集めてもらっていた。ペットボトルだけでゴミ袋102袋分が集められた。しかしこの機械で精製出来るのはペットボトルのキャップとリングのみ。本体は成分が違うので今回は対象にならず石垣島のゴミ処理施設に送られる。

この島にはゴミ処理施設が無い為石垣島の処理場へ年間60万円だったろうか?お金をかけて運び処理している。
そして取材に臨んだ女性お笑い芸人3名はあつめて貰ったこれらのゴミから石油を精製し、島民にプレゼントしようと作業が開始された。
島ではこれからの時期、石油がどの家庭でも必要になるのだという。それは6〜10月に通過する大型台風。この台風により電柱が倒されることが何度か起こりその度に発電機で電気を起こさなくてはいけない。よって石油が必要なのだ。

地道にペットボトル本体からリングとキャップを外す作業、加えて漁で使用される’浮き’の漂着物、このままだと裁断機にかけられないのでのこぎりを使用し細かくするのだが相当力の必要なくらい硬く重いものだったようで、時間と体力が要ったようだ。油化マシーンでは、電気の熱で溶かしそのガスで高温に、これを気化して石油を抽出。

もう一つの発砲スチロールは重くは無いものの、あれだけかさばる物を移動させるのも大変。そこでこの素材が溶けるアルコール溶剤を水槽に用意し、どんどん漬けて行った。溶剤と接触すると、途端に泡となって消える。実際は消えたのではなく、発砲スチロールの空気を抜きながら分解し容積を小さくしているのだ。圧縮されて溶剤中にある。この溶けた状態で機械にかけ待つこと3時間、すると3つの液体の層に分かれる。一番下は溶かす溶剤、中は水、一番上が精製された石油となった。

こうしてプラスチックからは31L,発泡スチロールからは28L計59Lが精製され、石油が島民にプレゼントされた。(混合石油なので純正と混ぜて使用)
これからは’ゴミ’ではなく資源と考える。

__NHKの番組では丁度これに関するニュースが流れていた。
日本国内のある地方で回収されたペットボトルが処理されず、中国が国家戦略で資源として買っていくのだそうだ。__
石油から作り出されたのだから石油に戻す。中国の方が惑わされずにきちんと’資源’として見ていたのだ。


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