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マクドナルド店長が、’管理職と言う名目で苛酷な残業を強いられた’と訴訟を起こし、世間一般に「名ばかり管理職」なる言葉が取り上げられ、知れわたる事になる。 ・あるチェーン展開するコンビニの店長---4日間続けてずっと出っ放し。社員として働いていた頃の給料は[月33万円]店長となってからは[月25万円]ほど。それでも彼は「不安定な元の生活には戻りたくない。」との思いで留まった。 ・ある会社の管理職---過剰労働により病院のベッドで寝たきり生活。喋らず、殆んど反応せず、両親が付き添い車椅子で外へ散歩。 彼は残業漬けの毎日の中で「自分だけが逃げてはいけない。」そう言って職場へ向かっていた。車椅子の彼を前に両親は「会社には人の心があるのか?」「’自分だけが〜’と踏みとどまらず逃げて欲しかった。」と語る。 ・三洋堂書店 近年、関西からチェーン展開を拡大する書店 この会社が「店長への残業代がされていない」として労働基準局より是正勧告を受け、先頃店長を管理職から外した。店長への残業代を認め、会社側の支払いはこれまでの2倍になった。 書店のチェーン展開を始めた頃、会社側は各店舗の[売り場の拡大]、[取扱商品の増強]、[営業時間延長]を計り、競合店との生き残りを進めていた。 それらのしわ寄せは店長へ。彼女は言う「したい残業ではなく、売り場を機能させるのに、やらなくてはいけない残業」だと。 チェーン展開を行なう企業は正に’管理社会’の中枢で、この書店でも店長には「経験、能力」関係なく、500項目以上あるマニュアルをこなしてもらえればいい。 売り上げ報告の仕方から、どの本をどの位置に配置するかを細かく指定するもの。果てはトイレの水漏れの修繕の仕方まで記述してある。 店長として店舗売り上げを考える事は出来ない。その上にパートへの人件費が30%増えたと本部からお達しが来れば責任は自分にかかる。 この3人の例を見ただけで、世間に疎い自分でも解る。 拡大路線を支えてきたのはこの管理職の者達だと。今根本的な見直しが迫られている。 全国200箇所のあらゆる企業へのアンケート調査で「貴方の企業は労働の3条件が当てはまりますか?」と問うた所63%の人達は「当てはまらない」と回答した。 この3条件とは、 ・経営者と一体的な立場である。 ・労働時間を管理されない。 ・給料などの待遇が相応しい条件か。 日常に潜んでいた実体が浮き彫りになる中、各県の労働基準監督署は企業に対しての指導を強め、夜間の抜き打ちなどを行なうと言う。 _どこまでを管理職とするか。_法律の主旨と現実がかけ離れている。_ 一方的な訴えが行なわれる中、ある自動車部品メーカーは、この監督署の指導を受けこれまで管理職とされた社員を含め、企業全体で経営を模索している。 ・昨年暮れ、「残業は会社からの指示で、出退勤の自由が無い」とし、’各作業責任者は管理職にあたらない’とする勧告がなされた。 残業は強いられたもので、責任者としての権限は生産ラインに留まるものだと。これら指導を受け、社長は「各部門の指導者は管理職とするのが当たり前」との認識を改め、法的にクリアしていく事とした。 改革としてまず、管理職を撤廃。月100時間ほどあった残業を「月50時間まで」とし、その理由、時間を申告させ社長自らチェックする。申告しないと残業出来なくした。 こうして2ヶ月が過ぎた頃、社長が各作業責任者達の意見を聞く場が持たれた。 そこに集まった責任者の中にはこのような意見もあった。 「自分は現場の責任者として、ラインの作業効率を模索し数字として成果も現してきた。自分の勤める会社を大きくしたい。又、自分もそれに関ることでやりがいがあった。 今は残業など、時間管理がされ、生産効率が十分図れない。こちらに全部任せて欲しいという気持ちだ。」他の責任者も「これで十分というところまで時間が取れずに出来ない。ヤル気が削がれる。」 __このままでは現場の指揮が落ちる__社長は数名の責任者だけでも管理職に戻せないか。思索していた。 このように働く者の中には「管理職」であることが「やりがい」になっていたことも確かにある。 しかし先日の「プロフェッショナル」(別の番組)で見た、工場の無駄をなくす策のように、長時間労働が日常になっては改善されないのだ。 「名ばかり〜」とうたう労働者の声の中に 「企業は利益を揚げることばかり。働く人あっての企業だろう?」と。 この国は今、成長を追い求める中、働く人を省みて来なかった企業の姿勢が問われている。 5/27 追記 ・マックを受け、セブンイレブンでは、店長500人に3/1より残業代支給を決定。しかし、店長=管理職の位置づけは変えない。 ・今回マクドナルドでは直営店の店長2000人に対し残業代を支払うと発表した。 しかしこれにはからくりがあり、店長に支払われる「基本給」「成果給」「職務給」の内、「職務給」がなくなり「残業給」と差し替えただけなのである。そしてトップは「残業代が少ないほど店長としての評価を認める」らしく、「能力を測る物差し」にしているそうだ。 「管理監督者」と「管理者」はイコールではない。 管理監督者は労働時間の規定の適用除外であり、残業代支払いの対象外となる。 copylight sato/side-car All rights reserved. 人気ブログランキングへ |
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