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zoom RSS 辻井 喬 「深夜の孤宴」

<<   作成日時 : 2009/03/12 23:41   >>

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この著書をどのような経路で知って手にしたのか覚えていない。
只、自分は’そうだな’と思わせる文を書き留めていたようなのだが、丁度最近放送のあった白洲次郎氏のことも取り上げていたようなので、この前日の記事と共に 白洲夫妻に少し触れてみる。

・5月 競い立つように色々な緑の階調を見せて、日毎に深くなってゆく森の姿を想像する。

・ウィーンの少年合唱団。彼らは男でも女でもない。性を持たない両性具有の者である。
男になる、女になると言うのは人間にとって成長なのか、堕落なのか。或いは性というものを持ちたくなくて人は神を見出すのかもしれない。

かつて環境生理学という新しい学問を開拓している 大橋力 教授から、「寿命が延びるということ。それ自体は進歩でも幸福でもない。」と聞いた。
秀れた生物はそれぞれ体内に「自己解体のメカニズム」を持っているのだという。
低エントロピーの新しい生命と交替する。
地球型生命は増殖する一方で、自己解体し環境の現状回復に自立的に貢献しているらしい。

・1991 アンコール遺跡修復調査団としてカンボジア、プノンペンへ。
ポルトガルが短い間この国を支配。資本主義にまつわる総てを抹消。---貨幣廃止、旧時代の文化風習を身につけているとし、僧侶、教師。商人、文化人の撲滅を計画。彼らの暴虐を忘れない為メコン川の広場、三角塔の中に骸骨が一杯飾られている。殺された人200万人を越える。---フン・セン氏に駆逐されつつある。

・貿易省の人が「ヒットラーは人を殺します。スターリンは殺さないだけ我慢が出来るのです。」と。
モタニズム 現代主義。
ファシズム 全体主義__第一次大戦後、伊ファシスト党。独ナチなどの思想。

・芸術はどんな状況にあっても日常性から離れてはならない。  インスタレーション 展示。
プリンシプル 根本、原則、主義、信条。  白洲次郎

・昔の塾は熟成が塾長より、ものを教わる事意外に、塾長の私生活に日夜触れて、その影響を享けたことが寛大であったに違いない。

・今「教育が悪い。教育基本法を変えろ。教師の再教育だ」と叫ぶ財界、政治家の中で私生活を共にし、感化を与え得る人士が果たしているか。

・白洲次郎の政治嫌い。吉田茂の指南役をしていたので政治好きと見ていた人もいた。
・新憲法作成の過程に直接係わっていた。
・「押し付けられようが、そうでなかろうが、いいものはいいと率直に受け入れるべきではないだろうか」
・彼はどんな勢力にも人物にも気兼ねをして自説を抑えたり曲げたりするようなことを絶対にしない」
・「大体新憲法になって国家の象徴となった今日。天皇家家庭事務所である筈の宮内庁が行政機構の一部になっているのだからおかしな事である。」
「第一、天皇家家庭事務所1,000人もの人がいて毎日何をしているのか。了解に苦しむのは私だけではないだろう。」
・戦前から日米戦が不可避と予言。その上必ず日本が敗北し、経験のない日本人は飽くまで抗戦し東京は焼け野原になるだろう。

青柳恵介 「風の男 白洲次郎」___(この著書から辻井氏が引き出した文であろうか。記憶が定かではないが)

・「俳句は構えて作るものではなく、成るものである」と言う言葉がある。成るものはまず、その人の体内にひそかに生まれて暖められている。それがある時、光の翳りや、

風が木々の枝を揺らす光景、対座している人の息遣いや動作に触発されて、突然、或いはゆっくりと現れてくる。

・岡本眸作品
「葉を落とす 弱きを嫌ふごと落とす」
「青木の実 寡黙なるとき吾が血濃し」
「日曜といふ さみしさの紙風船」

それにしても文学と言うものは何と無慈悲に悲しみや苦しみを糧として育つのだろうか。
岡本さんの作品はこれから衰退する国に住んで、多くの苦しみを味わわねばならないであろう私達にとって励ましの文学なのである。

・中村不二夫
第4詩集「People」中の「アメリカが好きだった少女へ」

「祖国に何も無いと気づいた時 全てのゆるしとアメリカがあった。」
その後のアメリカに
「何処を探しても あのにこやかな 愛される人たちの姿」が無い事を知り
「人はどこへも帰っていく事ができず ひたすら夢の告発に向かっていく。」のである。
「永遠であろうとする愚かさの前に 立ち止まる事さえもできない」で。

アンソロジー---詩文、小説、エッセイなどの選集

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NHK「白洲次郎」第二話を見て
’自分の意志にゆるぎなく’ 赤紙を握りつぶしてもらった。 ’その者に与えられし役目がある’戦争に行きたくないからじゃない。 ...続きを見る
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2009/03/16 22:45

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