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zoom RSS 「器物語 知っておきたい食器の話」ノリタケ食文化研究会編

<<   作成日時 : 2009/03/20 23:48   >>

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////自ら足を運んで窯元に赴き、手頃なマグカップや湯飲みを買い、毎日使っているものもあれば、何十パーセントか安く購入したコーヒーカップ等は、デザインや形などで選びながらも殆んど使用しておらず、棚に陳列してだけでたまに手にとって見る、という事もされていないかわいそうな状態である。
白洲氏の言う様に、日用品なのだから使って良さを感じる事が必要ですな。////


<陶磁器> 陶器
原料---木節(きぶこく)粘土、蛙目粘土など花崗岩の風化によって出来る粘土(酸化鉄など金属分を含む陶土)
焼成温度---1,100〜1,200度
吸水性---あり
起源(日本)---8世紀
△陶磁器でありながら磁器に近い高温で焼き締め吸水性を殆んど無くしたb器。
常滑焼の手泥の急須、備前焼、益子焼。
洋食器ではストーンウェアと呼ぶ。殆んど釉がかけられているが、英ウエッジ・ウッド窯のジャスパーウェアはかけられていない。

名古屋近辺は世界でも珍しい良質の陶工の産出地。
陶器の代表---信楽、志野、織部。

<磁器>
原料---陶石、長石、珪石類を砕いて粘土状にしたものを主原料。
焼成温度---1,200〜1,400度
吸水性---なし
起源(日本)---17世紀初

吸水性の無い磁器が初めて作られたのは8世紀ごろ。
中国の唐代、江戸時代初期(1616頃)朝鮮半島から渡来した、李参平(金ヶ江三平衛)という陶工によって。
彼は鍋島藩(備前 佐賀藩鍋島候)に仕え、今の佐賀県の有田で日本磁器の端緒を開く。その磁器は古伊万里としてヨーロッパへ渡り、その後1708年独のマイセンで初めてヨーロッパ磁器が作られ洋食器の高級品は全て磁器となる。

磁器の代表---有田焼、砥部焼、清水焼、九谷焼。
中でも特に茶色の酸化鉄を取り除いて白く焼き上げたものを白磁器といい、表面を滑らかにするため透明なガラスになる釉薬をかける。指で叩くとチーンという金属音。多くは王室の為に作られたので「ロイヤル」の名が付いている。

英---磁器の主成分である良質なカオリンが入手できなかったが、牛の骨の灰(ボーンアッシュ)を加える事により白磁器とは異なった温かみのあるクリーミーな磁器、英 独特のボーンチャイナが作られた。

△東京の迎賓館(旧赤坂離宮)で使われている洋食器は白磁器。

白磁器---粘土で作る成形後、低温で素焼。釉薬をかけ高温の還元炎焼成で焼き締め。

ボーンチャイナ---成形後、高温の酸化炎焼成で先に焼き締め形が決まる。(吸水性はありませんが表面がザラザラしている)
ですから吹き付けで釉薬をかけ最初に比べ低温で焼き上げ、出来上がる。

粘土で器を作り、750〜900度で素焼__素地。ここに呉須と呼ばれるコバルト顔料などで絵をつけると下絵になる。釉薬をかけて1,300〜1,400度で焼成。その上に赤絵や金彩などの上絵を描き800度ぐらいで焼く。

最高の色---金色は特別として青と赤
800度以上の高温で焼くので草木染などの絵の具は窯の中で燃えてしまう。そのため持ちいられるのは全て鉱物。金属の絵の具。
発色が大変難しかったり高価な原料を使うものもあり、この代表が瑠璃色とマロン色。

・瑠璃色
瑠璃色はコバルトが原料。1,300〜1,400度以上の高温で焼く。1,000度以下でも青色は出せるが明るく薄い色になってしまう。

独自のブルー
フランスのセーブル、日本の大倉陶器園。和食器ではブルーは呉須色と呼ばれる。

・マロン色(女王様の色)深い赤
__結晶セレンという有害な金属を使わなければならず、セレン系の絵の具を使うと色がついた所から人体に有害なカドミニウムが出ることがある。それらを防止する工夫をするが、使わないのに越した事は無い。
セレン以外では鉄。安価で温度も800度ぐらいで焼いて絵をつけると、赤い色がでるが、少しくすんだ赤(柿色)。
そこで錫に金を混ぜて絵の具を作るときれいな深い味わいの赤になる。

ピンク、青、紫も金が含まれる。マロン色ほど多くは使わないが、これらも金を使わなければ出せない。

食器に使われている金は全て本物。絵の具は絵窯という700〜800度かそれ以上の高温で焼き付けるので耐熱性が必要。純金24K。
しかし、金を液状にする必要があるので添加物を加え、合金を15〜40%にした金液を作る。---これが水銀。
こうして焼きあがった金は18Kから限りなく24Kに近い金の膜になる。はげにくくするには出来るだけ金を厚く塗る。

あまりに明るく輝いているのは純度も低く金の使用量が少ない一方、鈍く深みのある発色をしているのは純度が高く金の使用量が多い。

////今受け継がれて我々が目に出来るこれら食器には多くの職人の研究と努力と技が積重ねられてここに形としてある。自分の気に入ったずっと使っていけるものを一つずつ増やし、作られてきた背景を知っていく事が出来たら人生少し豊かになるだろう。////

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