”緑色記者”  中国で環境問題を取材する

’緑色記者’とは?聞いた事がない。 何を追って、どんな事を書く人なのか?検討がつかなかった。少し前の「素敵な宇宙船地球号」からである。

(彼は)__森、緑を含む環境の破壊が進む中、その現状を自らの足で歩き、自らの目で見、聞いた村人の言葉を記事にして、国民に伝える仕事をしている。

ある村では「毒水」
電気メッキ工場のすぐ下や、使い捨ての注射、残った血液などの医療産業廃棄物が捨てられている土地のすぐ脇などで、野菜を作り生活している。
これらの土地より下手では、工場やゴミで汚された水が土に染み込み、川に合流するなどして流れてくる。
この川で以前のように魚を取って食料にし、生活していた人達は、今まで体に蓄積された毒により、肝臓を壊す人が多い。
その被害はその村人だけには止まらない様だ。

経済成長により増えた富裕層が「北京」に集まる。「オリンピック開催地」も手伝って人口が集中。この為水が不足し、長い距離を架け、地方から水を集める計画が進められている。
優先的に。

川の上流のある村では、ダムの水が底を突くほど北京に水を取られ、今までその水を使って稲作をしていた土地では米を作れない。
政府は、水が少なくても育つ’トウモロコシ’を勧められる。それを行っても収入は1/4程に。

この「緑色記者」が現状を村民に取材して歩き、写真を撮っていると、何処からか国の機関の者が取り囲み、すぐこんな事を止める様に攻め立てる。
その場を離れても、生の住民の声を拾う事をやめない。

その村の生産をストップさせてまで北京に水を運び、その水も産業廃棄物の汚水も混じって集められる。都市が、オリンピックが優先。しかしこれでは安全性が問題だろう。街の人はインタビューに「生活が制限されてしまう」と、答えていたが、制限どころか、自分たちの食料を作る術を奪われ、生き死にに直結する村民の事態を招く事に加担しているのを知っているのか?

しかし、戦後の日本も同じだったのだろう。「発展」の影には何かが犠牲になっている。
それは今でも起こっているのだから、先程の、北京の快適さを謳歌しようとしている女の子を責める立場でもないのか。
産業廃棄物を生んで消費し、下取りに出すも、業者はきちんと解体先に運ぶとは限らない。

ドラマ「ガリレオ」でのひとコマにもあったが、 ひとが踏み込まない山、以前はきれいな沼だったろう場所に、家電製品の違法投棄。それを運び出す地元の業者が湯川に言う。
「作る側、発明する側はデザインや機能や、売ることだけ考えるんじゃなくって、こうして捨てられた後のことも考えなくっちゃー。使う人のモラルも考えてさ。」


足尾銅山で戦った「田中正造」は’山を汚さず、田を汚さず、人を殺さざるべし。’と残している。

オリンピックの事もあるが、中国からは目が離せませんな。
(環境問題・中国のテーマで幾つか他に記事あります)

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