「ガイアの夜明け」より  ’ウツ’’事故米’

2回分の放送を絡めて考えてみた。働く者によく見られるようになった「ウツ」。そしてもう一つは「食品偽装」。この二つに施される治療は?そのようなことを今の状況の中で。

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・雇用社員の間にウツの症状が現れ出勤出来なくなった者は、表立って騒がれてはいないが年々増えており、会社としては新規の社員を雇うより、勝手を知った社員達に戻ってもらう状況作りを整えようとする会社も出てきている。一人ひとりの負担が増え精神的支障をきたしてしまう土台を作り出してしまったお詫びなのか、体裁なのか。

ある製薬会社勤務の男性。もう1年4か月会社に出られないでいる。彼は医者に「ウツ」と診断された。1度地下鉄に飛び込みそうになった。病院で検診を受ける前、1ヶ月の残業時間は200時間を越えていた。会社側はこの男性が出ていない間も6割の給与を支払い復帰を待っている。

神奈川トヨタの従業員は1,500名。このうち長期欠勤者(殆んどがウツの症状を発症している)は40名。
会社ではこれらの人の復帰の支援対策で社内に「健康相談センター」を設置した。HPもあり、訪問やメールで相談が出来る体制をとった。
心理カウンセラーの資格を持つ者が対応に当たり、病院の医師と連携をとって「リハビリ勤務」を勧める。1日2時間からで可能なのだが、相談者達は何故か皆時間を減らしたがらない。
心の病を自覚させるのは難しい。

・中国への進出企業の滞在日本人にここ10年自殺者が多い。この間2倍に増えている。
日本人と中国人。考え方が全く違う。日本人社員は自分1人で他は現地中国の社員を束ねる状況、と言う社も少なくない。

中国には精神科医は殆んどいない為、滞在日本人向けのクリニックが必要。

「ウツ」を測る医師の判断ポイントとして
・残業が月100時間を越えている。
・寝つきはどうか。
・遅刻はあるか。
・食事は取れているか。
・最近楽しかった事はあるか。__の質問をするという。

「ウツ」を察するするには__気力、集中力がなくなる。下痢をする。食欲不振。__このような症状が2週間続いていたら、疑ってみる必要がある。

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事故米
島田製作所---日本唯一の「粉デンプン」精製の特許を持つ。日本では島田1社がほぼ独占状態だったという。
粉デンプンは工業用糊、乾電池、化粧品__と幅広い業種の製品として使用されている。

アメリカ、中国の現地では「工業用」としての事故米は輸出可能。これを受け取る日本では「ミニマム・アクセス米」としてなら関税がかからない。
農水省と島田の間では、事故米を工業用製品への加工を目的として契約。この5年間で236トンの事故米を農水省が「買ってくれ」と島田へ。島田ではこの事故米の「カビ」を取り除き、普通の米と混ぜ食料用として卸していた。
農水省では事故米が国内でどのように何処で加工されるか定期的な検査を行なう「義務」がある。
しかし実際の調査は__「事故米がデンプンに加工されていることの検査」だけ行なわれていた。それは「粉でんぷんは工業用に加工される」という前提である。
故に、工業用か食料用かはチェックしていない。

この輸入米に数年前から疑問を持ち、日本の農家を守る手助けをしている「農民連」
中国の米栽培の視察に行き降りた空港では、ついた途端、空中散布される農薬の匂いがし、実った田には虫、鳥すらも見られなかった。
今回の島田での事故米食料混入加工によって、農民連側の意見が反映され農水省は「今後、事故米を国内に流通させない」約束を取り付けた。

事故米使用の発表後、いち早く、自社での使用を発表し、自主回収をした、卵焼き製造の「すぐる食品」
使用の事実を公表すると売り上げは半減した。「当たり前の事を当たり前に発表した結果がこれ」だと。

熊本の美少年酒造。事故米使用を公表し、商品回収を行なったが納入先からは取引見合わせが相次いだ。確かに30商品のうち何アイテムかに事故米が使用されていたが、自ら行なっていた残留農薬検査では何も検出されなかった。東京支社の支店長はこの事実を取引先に伝えると店主は「自分の口からお客様に伝えてください。」とチャンスを与え、支店長自ら「今回は大変皆様にご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。」と売り子でエプロンをつけ、消費者に誠意を見せた。消費者の反応は悪くなく、励ましの声もあった。この様子を見て店主は再陳列を認めた。

////雇用状況の悪化、生活費の切り詰め。業者、生産者の間でも生き残りのためにコスト削減、原料をどうやって賄い、どう加工すると生き残れるか。そこに「偽装」の選択肢があり、経営者のモラルが試されている。
利益だけを追求し、物が作られ、使う人の手に届くまで細分化し過ぎた流通経路でそれぞれが責任逃れの出来る状況。
消費者は安易に手に入り価格が安ければ、国内で作られていれば、と商品を過信しすぎ、つくる者の顔の見えない商品を得る。

最近見直されている、産地直送の「道の駅」や「町の駅」など。昔からまだ続く地域もある「行商のおばちゃん」。復活した「豆腐売り」。
防腐剤も、食品添加物も、農薬類も極力使用しない食料を、その日必要な分だけ買う。先人の知恵を見直して「日持ち」させる工夫をする、など生活を昔に戻して生ければいいのだとつくづく思ってしまう。

企業も大規模化、大量生産しなければならない状況ではなくなった。
人が人ときちんと向き合う、「大阪商人」「江戸商人」それでいいのではないか。
物が売れない。人は要らない。超人数で過労し、精神を侵される。__この流れはおかしい。それまでして作り続ける必要があるのか。きちんとした物を作るには人手がいる。作り上げたものを紹介し維持するのにも人がいる。本来物売りはそうなのではないのか。

「足るを知る」__必要な分必要なだけ。そこには生産者もプライドを持ち消費者に合わせすぎない。消費者も生産者に要求し過ぎず、もっと見る目を持つ。
作り手の見える商品。それを買って良かったと思える消費者。お互いの間が身近であればあるほど、その一つの商品は価値を持ち大切に扱われる。そして一つの商品によって作るものと使う者の感情が繋がる。
身近に使用する一つ一つにそんな思いを抱きながら生活していた「白洲正子氏」に少しでも近づきたいと思う。////



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