テーマ:エッセイ、随筆

「雨のことば辞典」__倉嶋厚

////雨の日の朝、雨音が心地よくて二度寝すると時間が来てアラームが鳴っても気づかないで大変な事になる。 仕事の日の雨は、配達、チラシ配り、営業など濡れるし、視界が悪くて神経を使う。休みの日が雨なら、’何処にも行けない’と嘆く事は殆んど無く、気分が落ち着いて色々考えるのに適している。__では、美しい言葉を学んでみる。//// ・…
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野沢 尚 「呼人」    ~後半 親子の再会、後書き~

例のよって著書の内容説明はしていないので読んだ方でないと 何のことやら??になるだろう。12歳で成長が止まってしまった「呼人」が現れた意味が少し分るか、分らないか。 アミ(母親)と呼人の会話を取り上げているが、この中にその現れた意味があるようなので。 医学的なことも載せられていたので興味のある方にもいいだろう。 <呼人との再会…
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野沢 尚 「呼人」 前半[背景にあるもの]

先日、たけしの「昭和のスクープ50」という番組があった。それを見て__ 後世に残すべき事をその場に居合わせたカメラマンや記者は行ってきた。それが自分の追い求める、描いて伝えたいと心に温めてきたものではなくても。 野沢氏のこの「呼人」に関係する浅間山荘事件。「最後の砦」のタイトルにも繋がるような安保や麻原の教団。 このように人の…
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辻井 喬 「深夜の孤宴」

この著書をどのような経路で知って手にしたのか覚えていない。 只、自分は’そうだな’と思わせる文を書き留めていたようなのだが、丁度最近放送のあった白洲次郎氏のことも取り上げていたようなので、この前日の記事と共に 白洲夫妻に少し触れてみる。 ・5月 競い立つように色々な緑の階調を見せて、日毎に深くなってゆく森の姿を想像する。 …
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多田富雄「免疫の意味論」+ ドラマ「ヴォイス」より

免疫の最大の働きは自己を決定する、確立すること。 例)受精したニワトリの卵の中の胚の部分。そこには将来色々な体の部位に発展していく神経管という管がある。 腕に発達するであろう所の腕叢(わんそう)の部分をウズラの腕叢の神経管と取り替える。その生まれたひよこは、形は他のひよこと変わらない。が、ウズラの腕を持ったひよこ。羽だけが黒い。…
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松島まり乃 「アイルランド 旅と音楽」

ゲール語には英語のhaveに相当する「~を持つ」という言葉は無い。その代り「~が私と共にある」というような言い方をする。 ケルト人は’全ては神様のものであって、人間はモノを一時的に預かっているに過ぎない’という考え方をしていたから。 そもそも「所有」の概念が無い。 ”I have a brother”---→ゲール語で---”…
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上野正彦 「毒殺」 ~前半’大奥’’松本サリン’’マリリン・モンロー’~

この本を人前で読んでいた時、相当辺りの人は’この人 何?’と思っていたろう。それでも読んでしまうのは、この上野さんの著書が面白いからだ。「解剖学を分りやすく様々なエピソードと共に教えてくれる。1度いかがだろうか。 では江戸時代の様子から__ <陶磁器による毒味> 将軍の時代(大奥があった)盛られた毒は恐らく附子(ぶす_トリカブ…
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「日本の古典50冊」 ~後半~ (知的生き方文庫 三笠書房) 阿刀田高/監修

後半は枕草子から 「枕草子」---清少納言 平安周期の随筆家。和歌や当時男が学ぶ漢学をも修めた。 橘則光と結婚 30歳くらいの時 一条天皇の中宮だった定子に仕える。宮仕えの生活を中心に綴る。 [をかし]__興趣があって心を惹かれる、素敵。 定子に読ませる為のお妃教育の書?生活のすべてについて「相応しい有り様」にこだわった…
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「日本の古典50冊」~前半~ (知的生き方文庫 阿刀田高/監修)

小さな内は昔話で聞いた「因幡の白兎」、百人一首で詠み易くて覚えた紀貫之の歌。高校の古典の授業で習っただろう物。あの頃と今とでは同じものを目にしても違って感じるだろう、自分の重ねた人生の分だけ。1度ゆっくり読み返してみたいものである。では古事記から ・古事記---天つ神が大和の支配者になるまでの神話を記した現存最古の史書。712年成…
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山里一晴 「夢 心の映像化---ユング心理学と夢の構造---」 ~後半~

宗教では、人に器があるように、運にも器がありいつまでも運がよいとは言えない。 前世に良い行いをし、現世でその報酬として運はよくとも使い果たせば運は落ちる。だから日々を反省し精進する事が大切。慢心することなく。 <日蓮上人 妙法尼御前御返事>の中で 「まず 臨終の事を習うて 他事を習うべし」---死ぬ時になって後悔などはせず、信…
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山里一晴 「夢 心の映像化---ユング心理学と夢の構造---」 ~前半~

無意識の領域とは何だろう。脳と夢の関係。謎の世界だから興味がある。 <ニーチェ(ドイツ哲学者)>---夢と言うのはその世界においてあらゆる形相が我々に語りかけてくれる。不必要なものなど何一つ無い。 ・科学者にはモノゴトを客観的に見つめる目と立証するものが必要。独断と偏見は禁物。 ☆「舌頭に骨なし」---物を口に入れる。…
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多田富雄 「ビルマ鳥の木」 ~後半~

__<都市と生命>__ 人体はニューヨークシティのようだ。絶え間なく新しいものが建設。同時に激しい破壊も進行。 無数の人間、多様な営み、巨大な企業、激しい競争、容赦ない収奪、恐るべき犯罪、心温まる愛のドラマ。 ニューヨークシティは常に崩壊の危機を孕みながら活動し発展する。青写真で決められたような整然とした都市計画があるわけでは…
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多田富雄.山折哲雄 「人間の行方」  ~後半~

・美とは? ☆現代芸術は刺激であって感動とは結びつかない。驚くがやはり物足りない。 ある神経生理学者---単に脳が作り出した幻想、脳がたまたまその刺激を心地よいと感じたらそれは美。 電気生理学的にもやがて解明されるだろう。 解明されると、くたびれ果てた脳の一部に電気信号を与えると美的な快感、感情が得られる。 ・脳の一部…
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多田富雄.山折哲雄 「人間の行方」 ~前半~

この著書は難しいものを扱っているのであろうがとても読みやすかった。久々に人に薦めたい本となった。 ・生命発生35億年前 炭酸ガス、青酸、メタンガスによる変化---→核酸、アミノ酸(生命体の基礎)---→遺伝子 遺伝子---一旦生まれると自己複製が本性。複製のエラーを溜め込みながら変化。多様、複雑化、生命進化、人間誕生。 ・…
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古東哲明 「ハイデガー 存在神秘の哲学」 ~後半~

・一瞬が<全ての時=永遠>に通底する直線時間論からすれば儚く見えるどの一瞬刹那もが、存在論的には無条件に全て「永遠の時」を刻んでいる事になる。 「本当に刹那的なものは、儚い瞬間ではなく、永遠性を打ち明けている」 ・猫は4秒前の事は忘れる。 ・金魚は水葬を一周するとその前の一周のことは忘れている。 ・遠くを見ること(tere …
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古東哲明 「ハイデガー 存在神秘の哲学」 ~前半~

読めば読むほど自分とは何なのだろう、どうして此処にいるのか。そう感じる。 哲学は一種問答のようで、’こうだからこうなのだ’とはっきりした答えはないのだろう。だからずっと問い続けられ、人それぞれの見解が生まれるのではないだろうか。それしか今は分らないが。 では何所までも掴みようのない言葉をどうぞ。 ・全てに見放されても存在だけは…
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石原靖久 『司馬遼太郎の「武士道」』  ~前半~

ありきたりの言葉で言うと、司馬さんの言葉は一つ一つに重みがあり、ハッとさせられ、短い文の中にも多くの考えさせられる要素が込められている。 沢山の事例の中からも、何度も目を通したいと感じたものを取り上げた。 <<現代の資本主義>>  お金の流れを血液とする社会では「お金が大切」は当たり前だが、’大切’の度合いが問われなければいけ…
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「ありふれた奇跡」から思う事

ありふれた日常を描きながら「ありふれた奇跡」とは。 日常の中で全く知らないものが同じ何かを感じる。 そこに偶然居合わせ、同じ時間同じ対象物に何かを感じる。 それは普段見過ごしてしまいがちな感触。自分の一日の計画の流れを優先させる者なら特に。 同じ時代に生まれ違う場所で育った者が人の多いこの世の中で同じ興味ある対象に会い引かれ…
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八幡 洋 「Dr.キリコの贈り物」

1998年末「毒物宅配事件」が起きる。この事件が発生した背景には何があったのか。臨床心理士の著者が独自の視点から掘り下げて分析している。 耐え難い苦痛を味わっていても、それがある段階で終了するという確実な見通しがないという意識状態に入ってしまうと、一刻も早くこの苦しみを終わらせたいという焦燥感に陥り、視野狭窄を招き、死ぬしかないと…
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白洲正子 「器つれづれ」

[この著書は焼き物や陶器の模様や形態、白洲さんの所有だったと思うが写真が載せてあり、服のデザインを見ているようで興味がない者も一息つく場になる。製造年代のみ分け方のコメントもあり、器好きにも楽しめる本だろう。]  古いものの中から生活に合ったものを見出すのは、利休以来の日本人の伝統である。 現代は独創ばやりの世の中だが、現在を支…
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「イキガミ」から思うこと part2.

もし決定された24時間が少しの時間回避されたら何を思うだろうか。 これまでずっと何も出来ていない自分を嘆いてきたが。__ 自分は何故こんな時間の過ごし方をしているのだろう。 もっともっと有意義に、きちんと明日を見つめて、自分らしく余裕を持って物を見て、五感で感じて、精一杯生きなければいけないのに。 いつからこうも言い訳を…
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「イキガミ」 ~逝紙~  というタイトルから思うこと

まだ残念ながら見ていない。CMからは大まかな流れだけは受け取れたが、実際に見ないと分らない。只、今を見つめてみるきっかけにはなったので時点で思うことを書き留めた。 __後24時間の命だったら...夜も眠らないで街を彷徨っているだろう。叔父さんのように3ヶ月でもない、たった1日。せめて3日あれば何か出来るかもしれないが。 よく言わ…
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白洲正子 「行雲抄」

<銀座に生き銀座に死す---坂本睦子> [若いうちから女給として働きに銀座へ出てから、様々な文壇の男性が彼女を庇護し、パトロンとなった。白州さんと交流もあり、彼女の師匠たち---青山二郎、河上徹太郎、小林秀雄らなども又然り。青山氏は出資した店で睦子を働かせ、河上氏は愛人となった。 多くの男性が睦子に魅かれ、睦子は相手が代わるたび…
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白洲 正子 「縁は異なもの」

この著書は、河合隼雄さんと白州さんの対談になっている。 白州さんはこう話す。 「物が豊かで自分で考える事が無くなる。小説など読んでも他人事と思ってしまう。芸術はそのものに感動すればなりきれる。戦争の映画であれば体験した事のないその場を感じることが出来る。 今の世である程度のものは皆持っている。お金を使わない。景気が回復しないだ…
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白洲 正子 「雨滴抄」 ~能[安宅] [道成寺]~

「安宅」は多くの人が「勧進帳」として知っている作品ではないだろうか。NHKの大河ドラマ「義経」が放映されたのも何年か前。「道成寺」は、今の子達が昔話を聞く機会があるかどうか分からないが、日本舞踊にもあるそうで、能に限らず多くの分野で題材になっているだろう。白洲さんがこの二つを読み解いてくれた。 ・「安宅」---義経の一行、大和、京…
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白洲 正子 「雨滴抄」~ {秋の七草}、{能--筒井筒}

もうすぐお彼岸を迎える。丁度この本の中に「秋の七草」が載っていたので読み返してみた。 <秋の七草> 万葉集に 山上憶良が詠った「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」__旋頭歌(五七七 五七七調)  短歌では__「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(くさ)の…
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藤原 新也  「ディングルの入江」 vol.3

第八章 ~続き~ ____吟遊詞アマギン  あの島の村が出来て間もない頃、島にやって来たと伝えられる若い不思議な詩人。カヌーで流れ着き島に居ついた。島の人のように勤勉に働く事はなく、日々自分が食べていける程度の僅かな食べ物を採って暮らし、島の人の働く邪魔をした。  遠くの島で見聞きした出来事を物語風にして語り始める。始めはみんな迷…
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藤原 新也  「ディングルの入江」

東京の道端で出会ったアイルランドの青年「ケイン」と彼が愛していた彼女「プーカ」。 彼らが住む国の歴史。語り継がれているアマギン民話と彼女プーカの生い立ち。 出会い、繋がりについて共鳴できる言葉が沢山ある。藤原氏の数少ない旅小説。 各章を順ごとにかいつまんでみたが、流れは読んだ人が感じるものであるからここに載せたものはなんとなく目を…
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藤原 新也  「沈思彷徨」wander in silence  vol.2

ここでは米の在り様が取り上げられている ・米人もアメリカという所に本当は住んでいない。米という国は何処にもない。あれは国家のイメージに過ぎない。ましてや旅行者が住めるわけがない。 米の商品は初期高価は物凄くあるがもっとすぐ飽きる。それは歴史がないから物に魂が籠もらない。という事でもあり、資本主義の原理が物に与えた時間でもある。人…
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藤原 新也  「沈思彷徨」wander in silence vol.1

1969~1996に至る藤原氏の「語り」の記録 印、ネパール、中近東、米、独__各地を訪れ感じ取った目で、日本のこれまでの習慣、経済、教育の歩みに独自の見解を与え、国民性の危うさからこの先懸念することまでを取り上げている。 <彼が若い頃訪れた印度、生と死が混在する土地で思った事柄> ・印 瓦礫の草地、1人座る、2,3時間石…
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