風の行方

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help リーダーに追加 RSS 「DV これほど取り上げられる訳は?」

<<   作成日時 : 2008/04/28 23:07   >>

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ドラマ[ラスト・フレンズ]  見ている人はどう感じ、「何故このような行動を?」と考えるのだろうか。

人間誰しもその人の過去がある。それが極端に表面化しなくても何らかの人格形成に影響を与える。このドラマはその部分の取り上げ方が’重い’。彼からDVを受ける登場人物、彼女は酒乱で暴力を振るう父親。それに耐えかね若い男と暮らす母親。そんな家庭で育ち、外に自分を表現することなく毎日男を家に上げる母親と暮らす生活から逃げるように優しく自分を見つめてくれる彼と一緒に暮らし始める。その途端、彼女が親しくする友達に会うな。美容院での仕事中、男の客の髪を切るな。時間どうりに帰って来い。と、彼女を必要なまでに束縛。ストーカーのように始終行動を監視。’約束’を守らなければ暴力を振るう。

一般ではDVする側とされる側が、お互い相手に依存して別れないケースもある。
__君がいなければ僕は何も出来ない。僕との約束を守って、僕のためだけにそばにいて欲しいんだ。暴力を振るってすまなかった。だけど、それだけ君が大事なんだ。__
__あんなことするけど本当は優しい人。私だけを見てくれる。私にあの人を思う気持ちが足りないからいけないんだ。私が居ないと駄目だって言ってくれるんだから出来るだけの事はしよう。__
こんな感じだろうか?

ラスト・フレンズというドラマでは、異様に男は’約束’にこだわる。ここからは自分の勝手な推測だが、DV男の彼は過去、立ち直れないような’裏切り’を味わい、大切なものは誰にも触らせない、近づけさせない自分だけのものにした。それが人間なら、裏切らないように、逃げないように’約束’をさせる。

相手の彼女は先程の家庭の中で、愛情を親に求めながらも邪魔になること、心配かけることをしたくないから感情を押し殺して言うことを聞く’いい子’でいた。そして親から与えられなかった愛情を、優しい、自分をまっすぐ見てくれる彼に求めた。が、それは自分の言うことを聞く獲物を見る目だとわからなかった。

このほかの登場人物も色々抱えていそうで、このDVを受けている女性に好意を持つ女性。女性ではあるが、何か身体的な欠陥があるようで。
もう一人、ルームシェアをしているバーテンの男性。集まって恋愛物のDVDを見ていた時、苛立つ様に落ち着かなくなり部屋から出た。たぶんその後の展開に出て来た母親からの性的虐待を受けていたのか?

「ラスト・フレンズ」だけではない。同じく新番組の「ホカベン」でもDVの設定の話だったし、いつかのニュースでは、中学や高校の授業で「デート DV」を説明するものがあった。このようにあちこちでこの問題が取り上げられると、あの夫をバラバラにして捨てた容疑者も、かなり追い詰められた状況だったのであのような供述で、裁判が行なわれたのでは?という気になってくる。事件当初は、「かなり自分勝手な傲慢な女」という印象を与えていたが、こうなると’暴力を振るわれたものしか分らない恐ろしさ’があったのだろう。と。

何がそのような行動を起こさせてしまうのか?恐らく、’確かなものがゆらいできている’という人間生活の地盤の部分から波及していると思っている。


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