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help リーダーに追加 RSS 浮世絵「歌川国芳」   〜新日曜美術館より〜

<<   作成日時 : 2008/04/07 23:04   >>

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<歌川国芳>1797年 江戸 日本橋生まれ
火事があれば、飛んで火消しに駆けつける。嫌な仕事は金を詰まれても描かない。派手なドテラを着、宴に繰出す自画像がある。
「水滸伝」躍動感溢れる浮世絵。黒と赤の比が鮮やかで力強い。ちなみに、’刺青’のモチーフは、国芳のこの水滸伝から取り入れられていて、今現在に伝わるスタンダードなものはそうだと言われている。

特徴的な描写法__
武者絵---3枚続きのワイドスクリーン。骸骨が画面に大きく描かれたもの。他には、画面一杯に鯨が跳ねる場面、その上に小さな宮本武蔵が鯨目掛けて刀を刺しているが、振り落とされそうだ。

水野忠邦による天保の改革で「贅沢禁止」そんな中、世を面白おかしく描いた風刺絵が人気となる。

ここにも3枚綴りの画面を使用したものが使われる。画面の中には沢山の’亀’但し、顔の部分だけは役者の似顔絵。__これなら贅沢画ではなく、「カメを描いた」と言い訳できる。他には、’猫’が人間が行う「人文字」の様に様々な格好をし、影絵にして文字を浮かび上がらせるのだが、どう見たって無理な体勢で文字を作っている猫もいる。様々な格好をして極端にデフォルメした役者の’落書き絵’など、禁令の時にも沢山描いている。 

面白かったのは、人が、先程の猫の「猫文字?」ではないが、タックルを組むように、人どうしが様々な体位で組み合い、人の顔を作り出している絵があり、実際にスタジオで出来るかどうか再現された。なんとなく形になったので、国芳は具体的に描けるよう、実際こうして人にさせていたのだろう。との意見も合った。
”反骨精神”----江戸っ子はこうだ!と言わんばかりに、辛い時には逆に跳ね返すくらいの意気込みで立ち向かう。(一歩間違えればお縄になるが。)
その心意気で描かれたものに、当時の人が飛びつき、読み取りに夢中になった。絵の中には謎解きのように世の中への民の物言わぬ怒りがデフォルメされた絵で表現されていたからだ。
例えば、ある歌舞伎の上演会場の絵。
眠っている役者は---将軍、羽織の紋で分かる。まつりごとは水野にまかせっきりだからだ。また、観衆にはお化けも居て、歯がない轆轤首は---噺家ではないか?
(噺家も職を奪われたから)などと、庶民の鬱憤や不満をユーモアに表現している。


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