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聞いたことのあるような、無いような。「フードバンク」とは何か? 大雑把に言うと、食品生産メ−カーや取扱先のスーパー、外食産業等で商品価値の無くなったものを貰いうけ、低所得者に分け与えるシステム。 この取り組みを行なう「セカンド・ハーベスト」を立ち上げた米の元海軍の彼は、航海中立ち寄った日本に興味を持ち、ある時ボランティアで携わった’炊き出し’を通じて __モノが余っているのにモノに不足している人たちが居る__ この現状を知り、米で行われていた「フードバンク」のシステムを利用できないかと企業などへの呼びかけを始めた。 今では参加してくれている企業は40社になり、1年間に300tもの食料が集まるようになった。企業の提供は食品ばかりではなく、セカンド・ハーベストが活動する為の資金提供もされている。(事務所家賃、電気代、通信費、フル稼働して引き取りに行く3台の車の維持費、ガソリン代など) ある食品会社では、毎年10tの寄付をしているが、もしこの分を廃棄処分にかけると、年間60万円かかるという。 この企業のトップは ”我々が提供する商品で、沢山の人に喜んでもらおうと作っているが、商品として扱えないものは捨てられている。それが誰かの役に立つよう願う”と。例えばトマトピューレなどの缶に入った食品、スープや果物などいわゆる缶詰。これらが輸送中、凹む、表示の紙が少し剥がれる。などにより商品として価値が無くなる。 又、スーパーやファーストフード店での、前日に売れ残った商品。これらは食品リサイクルの業者に卸していなければ、全て廃棄処分される。誠にもったいない。 これらを契約先の企業側から譲り受け、間にNPO団体のメンバーが入り、それぞれが支援する人たちへと配られる。セカンド・ハーベストと共に支援する主なNPOをあげてみると、 ・都内のある教会---野菜、米、卵、ハムなどを受け取る---→お惣菜を作って販売__焼き豚、大根の煮物など一品料理。ご飯、オムレツ(ミニトマト添え)、味噌汁が付いた弁当\130-。この弁当は限定130食。日々の収入の不安定な日雇い労働者や老人などが買い求め、1時間で完売。 ・あるNPO---食パン一斤を幾つか、ドーナツや菓子パン、惣菜パン、ジャム。自らも高齢者である支援者が、食パンを切り、ジャムを塗ってパンを重ねて130人分作り、他のパンと組み合わせ、ホームレスに分けている。 ・あるフィリピン人が運営するNPO---夜遅くまで働く外国人の母子家庭の為に、主に手早く用意できる出来合いの缶詰商品が多く提供される。夫と別れ3人の小さな子供を抱えて働く母親。この日の食卓にはいつものパンにコーンスープを温めたものが加わった。 元海軍の彼は言う。 「車3台で駆け回って集めても、まだまだ足りていない。」必要としている人の所へ必要としているものを提供する。廃棄されてしまうまだ賞味期限のあるもの。前日作られた、というだけで処分されてしまうもの。これらを集めるため、そして必要としている人の為、日本全国(北海道にも)出向いているそうだ。 彼を支援、というか同じ思いでもっと個々の地域の団体が動いたら、彼の理念は叶うだろう。前に自分も取り上げた「ワーキングプア」の記事、現状を知って驚いたが、好き好んでその生活をしている人々ではない。一昔前には、俗世間から離れたくて、出家した者の様にホームレスになった人もいたが、昨今は様子が違う。生き難い、末法の世の中だ。 又、これも前に記事で取り上げた気がするが、あるコンビにでは廃棄処分される惣菜や弁当を一箇所に集め、油分の多いものを取り除き、家畜の餌に加工し直し、その地域の酪農家の飼料代の助けになり、そうして飼育された肉を地域の住民へ安く提供するなど、リサイクルをうまく稼動させている地域もある。 自分の周りではまだそのように取り組んでいるとの情報を目にすることは無いが、近場のスーパーなどでたまに、缶の凹んだもの、賞味期限の近いものなどを安く買える日もある。 しかし、コンビニ弁当のように防腐剤が振掛けられたものではない、きちんと手作りされた弁当が\130で買えるなら毎日でも利用したいものだ。 copylight sato/side-car All rights reserved. |
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satoの誉れニュース 〜日清、車、ワーキングプアなど経済版〜
近頃気になる経済がらみのニュースを何点か書き出した ...続きを見る |
風の行方 2008/05/03 23:05 |
環境問題 「フードマイレージ」から考える
全国4万件のコンビニ 弁当は作って10時間で廃棄処分される。この弁当に使われている食材を、日本ではあらゆる国からCO2を排出させる舟、飛行機などにより輸入し、コストを下げて販売する。生産する側ではノルマや、規格が課せられ、苦しい労働、低賃金。 人が人と扱われていない状況に身を置き、心を蝕まれ、それでも生活する為に日々働く。そうして作られ、運ばれて来た物を・・ 世界でなされている食糧援助年間1000万トンの倍の量を日本では廃棄処分している。 ...続きを見る |
風の行方 2008/05/03 23:11 |
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