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花を生けるのは川瀬氏。文は白洲さんが綴る。写真集のつくりなので手にとって見ないと感じは解らないだろう。文は少ないが使う花材に寄せてちょっとした知識を与えてくれる。物を見る。手にする。身近に置く。そんな時’エピソード’’いわれ’を知るのは楽しいでことである。 草木みな ものいふことあり __「日本書紀」 ・[かきつばた]について---「かきつけばな」がつまって「かきつばた」になったと川瀬さんの説。 紫の色が鮮やかなのでかきつばたの汁を取って衣や紙に歌など書きつける習慣があったのだろう。 在原業平「東下り」 三河の国 八橋 かきつばたが美しく咲くのを見て友人が「かきつばた」の5文字を句の上において旅の心を詠め。そして出来たのが 「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ」---[古今集][伊勢物語] ・何も無いという事は又、何でもあるということ。無は有に通ずる。利休の信念はそこにあった。 __千 宗易__一介の町人では参内できない秀吉の茶会。天皇御所で催し、並み居る貴族の前で自ら天皇に茶を献じた。天皇から居士号を賜り以来「利休」 一会二深き主意あり、抑(そもそも)茶湯の交会は一期一会といひて、たとへ幾度おなし主客交会するとも、今日の会にふたたひ変えらさる事を思へは実に我一世一度の会や去る二より主人は万事に心を配り... 客にも此会に又、会い難き事を弁へ...実意を以って交るへき也。____井伊直弼「茶湯一会集」 ////この様に旅の最中、粋な言葉遊びが行う心の余裕。 現代は何だか至る所で物があふれ、出来たものを消費するのに追われて考える遊びをしなくなった。 正に利休の言葉のよう。自分に必要かをもう一度見極め、スリムになるためにも削ぎ落としてしなければ//// copylight sato/side-car All rights reserved. |
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