風の行方

アクセスカウンタ

zoom RSS 中学の教科書より 古典に付け加え

<<   作成日時 : 2009/03/02 23:43   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 0

「雁風呂」---春の季語
秋終り、冬を越すのに日本に渡ってくる雁は、途中海で休むのに銜えて来た木片を浮かべ、?まって休む。それを秋田から青森の日本海側に捨て冬を越し、春また北の国へ帰る。その間死んだ雁の分だけ木片が残る。それを集め供養の為に風呂をたく。その風呂に入ると長生きすると伝えられている。

////自分の残した木片は誰が拾ってくれるだろうか。////

・春に出て 木枯帰るところなし /山口誓子
・春の月 ふけしともなく かがやけり /日野草城 (ふけしともなく_夜が深くなるとも無く)
・蚕だけが絹を吐く。
・「万葉集」8世紀後半 最古の歌集_自然や人間に対する愛や情熱を素直におおらかに。
・「古今和歌集」10世紀初め 紀貫之など。_四季の風物、人の愛情が優しく細やかに。
・「新古今和歌集」 13世紀初め 西行など。_華やかで技巧に優れたものと栄枯盛衰を反映し、しめやかで内省的なものも。
・ひとはいさ 心も知らずふるさとは 花ぞ昔の 香ににほいける。(人の心はどうだろう。昔馴染んだ所の梅は 昔のように良い香で咲いている)__紀貫之
・秋きぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる。

椰子の実_島崎藤村 ////大好きな歌だ。////

春はあけぼの  枕草子
春はあけぼの やうやう白くなりゆく 山ぎは少しあかりて 紫だちたる雲の 細くたなびきたる 
[山ぎわ--山と空が接する辺り][あかりて--明るくなって][紫だちたる-- 紫がかった]

夏は夜 月のころはさらなり やみもなほ ほたるの多く飛びちがひたる またただ一つ二つなど ほのかにうち光て行くもをかし 雨など降るもをかし 
[さらなり--言うまでも無い][なほ--やはり][飛びちがいたる--飛び交っている][をかし--趣がある]

秋は夕暮れ 夕日のさして 山の端 いと近うなりたるに からすの寝どこへ行くとて 三つ四つ、二つ、三つなど飛び急ぐさへあはれなり まいて かりなどのつらねたつが いと小さく見ゆるはいとをかし。日入り果てて 風の音、虫の音など はたいふべきにあらず
[あはれなり--しみじみとしている][まいて--まして][つらねたる--連なっている][はた--また][いふべきにあらず--改めて言うまでも無い]

冬はつとめて 雪の降りたるはいふべきにもあらず 霜のいと白きも またさらでもいと寒きに 火など急ぎおこして炭もて渡るも いとつきづきし 昼になりてゆるくゆるびもていけば 火をけの火も 白き灰がちになりてわろし
[つとめて--早朝][さらでも--そうでなくても][つきづきし--似合わしい][ゆるびもていけば--寒さが段々緩んでいく事][火をけ--火鉢]

松尾芭蕉 

・奥の細道は46歳の時、6か月かけて 江戸〜日光、福島、仙台、平泉、月山、酒田、新潟、黒部川、金沢、福井、大垣。

・月日は百台の過客にして行き交ふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いをむかふる者は 日々旅にして旅を栖とす 古人も多く旅に死せるあり
(月日は永遠に止まる事の無い旅人であり やって来ては去ってゆく年もまた旅人である。船頭として一生涯を船の上で過ごし馬子とて馬のくつわを取りながら老いてゆく。人々は毎日毎日が旅であって いわば旅を自分の住まいとしているようなものである)
////先日の「日本史ミステリー」で、あの水戸黄門が芭蕉のお伴で一緒に旅をし、行く先々で豪勢なもてなしを受けていた?という説があって面白かった。////

春望_杜甫
国破れて山河在り 城春にして草木深 時に感じては花にも涙を注ぎ 別れを恨みては鳥にも心を驚かす

室礼(しつらい)---年中行事を大切に、行事ごとに’もてなし’の心を形として表す。動詞にすると「設える」---目的に合わせて「整える」「飾り付ける」の意。
飾るとは言わず”盛る”と表現。つまり1年の節目といった行事に際し
「季節を盛り、言葉を盛り、心を盛る」
現在のもてなしはお客様に対しての心尽くし、元は行事のため。家そのものや祖霊をお迎えする為の準備。
お正月の室礼 目出度いもの
かんきつ類--→’きつ’--→吉に通じる。  語呂合わせ。これが”言葉を盛る”

////使われなくなった日本の言葉。それだけを発音しても風情があるが、こうしてその一言に込められた慣わしや意味合いを知るともっと奥行きが増し、愛着を持って使いたくなるものだ。まだまだ知らない言葉があるのだろう。////


copylight sato/side-car All rights reserved.
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村   人気ブログランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「日本の古典50冊」〜前半〜 (知的生き方文庫 阿刀田高/監修)
小さな内は昔話で聞いた「因幡の白兎」、百人一首で詠み易くて覚えた紀貫之の歌。高校の古典の授業で習っただろう物。あの頃と今とでは同じものを目にしても違って感じるだろう、自分の重ねた人生の分だけ。1度ゆっくり読み返してみたいものである。では古事記から ...続きを見る
風の行方
2009/03/06 22:46
「日本の古典50冊」 〜後半〜 (知的生き方文庫 三笠書房) 阿刀田高/監修
後半は枕草子から ...続きを見る
風の行方
2009/03/06 22:47
新古今和歌集 特徴
新古今和歌集(上)商品価格:980円レビュー平均:5.0 新古今和歌集について勉強しているかたに質問です。新古今和歌集について勉強しているかたに質問です。新古今和歌集に載っている和歌は、注釈書などから、ほかの和歌集にとられていることなどを調べられますよね??では、新古今和歌集以外の和歌集に一度もとられていない和歌が載っていることってあるんですか??[⇒回答を読む] ...続きを見る
1分で読める!今日の重要ニュースダイジェ...
2009/03/30 01:56
古典・古文の勉強法
学校で学ぶ教科書にある古典はつまらない内容ばかり 教科書に載らない古典は恋愛やユーモア、オカルト、下ネタなど楽しいそうです。 古典は昔の日本語です。英語とまではいきませんが語学だと思って割り切ること! とっつきにくく誰もが苦手とする分野なので逆に得意にして… ...続きを見る
中学生 定期テストの勉強法 高校受験対策
2011/10/05 23:55

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
中学の教科書より 古典に付け加え 風の行方/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる